まちなかアーティスト

ジュー・チュンリン Joo Choon Lin

The Beat of The City That FreezedThe Beat of The City That Freezed日常生活にある風景や普段気に留めないものを見つめ直すことができる。映像の完成度が高く素らしい。そしてプロジェクターが設置される台には、お菓子のおまけのシールが張られていた。…

淺井裕介 Yusuke Asai

ビッグハンドBig Hand淺井さんがイラストを描いていく様を捉えた映像作品。どんどん変化していく様子が面白い。映像は夜のビルの壁面に投影されている!街の中に突如映像が現れる感が楽しかった。色の鮮やかさや質感が薄いのはちょっと残念だったけど、夜の…

トーチカ(ナガタタケシ、モンノカヅエ) TOCHKA

PiKAPiKAあいちプロジェクトPiKAPiKA Aichi Projectワークショップには溢れんばかりの人が押し掛け、トリエンナーレスクール随一の客足で地下空間の空気は薄くなった。様々な色のライトを動かして模様を描き、シャッタースピードを遅くしたカメラで撮影した…

梅田哲也 Tetsuya Umeda

反イメージ進法counter image number systemコンクリートむき出しの暗いガレージのような場所で、マンホールの蓋開けて、不燃ゴミ置き場から拾ってきたガラクタ的な無骨な物たちを組み合わせ、動きと音を伴った仕掛けを構築。一見汚いのに、例えば黄金比やフ…

石田達郎 Tatsuo Ishida

こころとからだのゴーサインBody, Mind, Go Ahead!パフォーマンスイベント開演と同時に猛烈なテンションで蠢きまわる。石田達郎が推薦する数組のパフォーマーのテンションを維持したまま、最後には石田達郎本人が再びパフォーマンスをする。引きこもりの声に…

市川武史 Takefumi Ichikawa

オーロラ2010aurora2010カラフルでしっとりとした布地が幕の様にかかる。布地は空間に吊るされて、サークル状の道筋が形成されていて、鑑賞者は中心部へと誘われる。色味の変質や、脳内の感覚としての感触。写真には写すことが決してできない、その瞬間の心…

山本高之 Takayuki Yamamoto

どんなじごくへいくのかなNew Hell子ども達が「○○した人が行く地獄」のイメージを工作し、それを愛らしく解説するという映像。恐い。それ、最近お友だちにされて嫌だったことよね?という妙な具体性があったり、どこで覚えたのと思う言い回しをしたり。子ど…

木村崇人 Takahito Kimura

木もれ陽プロジェクト 星の回廊KOMOREBI Project:Star corridor星型の光が通った木洩れ日は、星型に光る。その星型の光を、網や、自分の手のひらにあつめるというロマンチックなプロジェクト。3mのクレーンから照らされる星型のスポットライトが、藤棚を抜…

川見俊 Shun Kawami

ガイドブックには絶対に載らないけどこれぞ典型的な現代日本の郊外(画一的でチープ感いっぱい)、という風景から特徴的なモチーフを抽象的形状として強調していて、この見慣れたキッチュな景色に様式美さえあるように思えてきた。以前から注目していて、こ…

青田真也 Shinya Aota

無題Untitledあるのは引越し後にあるもぬけの殻となったような空間だ。しかし何かがおかしい。古いたんすや戸棚にはいくつかの置物が残っていて、表面が削れてつるつるなのだ。荒々しい鷲や熊の置物が愛らしく弱々しく様変わりしている。表装で形作られる印…

小栗沙弥子 Sayako Oguri

Works for TAMAYA 4-KAI正に燻し銀。室内に壁一面を覆うものは、しかしそのような高尚なもので作られてはいない。よく見れば『LOTTE』の文字が記されており、ガムの包み紙でできていることがわかる。日用品を作品として昇華させるというコンセプトの裏には、…

志村信裕 Nobuhiro Shimura

ribbon夜のみの展示ながら、美術館に行かなくても見ることができたので、とても親しみがわいた作品の一つ。ひさしに映るリボンがひらひらと舞う様は、繊維の街ならではのモチーフです。いつも街中がこんなふうに彩られたらいいのにと思いながら、いつも夜の…

ナタリヤ・リボヴィッチ&藤田央 Natalija Ribovic & Toru Fujita

Black Usagi Iceland/ Limosine Usagi Serbia/ Reck Go to Africa Kamishibai/ 7 Nature Usagi/ Black Usagi Sunrise India/ Everyone is an Earthist/ Powwow Flying Carpet Pao Tent/ Run Run Usagi/ ストーリー・テリング《Reck Go to Africa》/ Usagi Re…

村田峰紀 Mineki Murata

グレーゾーン / デラノーコメントgray zone / very no commentsペンで本をガシガシガシガシし続ける、チョークで部屋の床ををがりがりがりがり塗り続けるなど偏執的なパフォーマンスと、ATカフェ界隈でお見かけした素のシャイな感じ、そのギャップが印象的。…

マーク・ボスヴィック Mark Borthwick

Saluta la dia室内の置かれた花や植物。優しくて、温かな写真たちのコラージュ。おだやかに差しこむ光は、自然派志向の女性の部屋をイメージさせた。作家が男の人だと聞いてビックリ。彼は、ファッション誌やアパレルブランドの広告で活躍してきた写真家だっ…

山下麻衣+小林直人 Mai Yamashita + Naoto Kobayashi

メインストリームを行くGOING MAINSTREAMメインストリーム=大河っていうダジャレなのかしら、なんて思いつつ、ボーッと眺めてた。単調な映像と、そそり立つボートとオールのリアル、というかファルス。エロエロ。(by 水餃) 山下麻衣+小林直人 Mai Yamash…

斉と公平太 Kouheita Saito

LOVEちショップゆるキャラ現象やキャラクタービジネスに対する批評うんぬん、という現代美術の文脈からの視点はいつのまにか忘れてしまって、完全にLOVEちくんとARTくんのゆるい可愛さの虜に。彼らのいないあいちトリエンナーレなんてもう考えられない。すっ…

KOSUGE1-16(車田智志乃、土谷享) コスゲイチノジュウロク KOSUGE1-16

長者町山車プロジェクト かたい山車/ 長者町山車プロジェクト やわらかい山車Choja-machi DASHI project Hard Float/ Choja-machi DASHI project Soft Float長者町の活性のため、割と比較的最近生まれた祭。トリエンナーレと長者町が連帯して相乗効果を作り…

ジム・オヴェルメン Jim Ovelmen

Lux Aterna Assessmentコンクリートが剥き出し、配管剥き出しの空間で、スクリーンには鮮やかなコンピュータグラフィックスの映像が映る。その映像は、威圧的なものや暴力的なものに対する恐怖で満ちている。美しく端麗な映像であるのは確かで、それに魅せら…

アーヒム・シュティーアマン+ローランド・ラウシュマイアー Achim Stiermann + Roland Rauschmeier

Man OS1/extraordinateurスクリーンに映るのはパソコン画面の『ような』映像だ。それはデスクトップ上で為されているタスクを模して、人が実際に動きこなす。コンセプト的には割と理解がしやすい作品だと思うけども、旧マックOSのデスクトップ画面に鑑賞者が…