梅田哲也 Tetsuya Umeda

  • 反イメージ進法
    counter image number system

    コンクリートむき出しの暗いガレージのような場所で、マンホールの蓋開けて、不燃ゴミ置き場から拾ってきたガラクタ的な無骨な物たちを組み合わせ、動きと音を伴った仕掛けを構築。一見汚いのに、例えば黄金比やフィボナッチのような、秘密めいた世界のルールみたいなものを垣間見た感じ。
    (by nnnnnao)

    いたって何の変哲もないビルのシャッターが、開いたと思えばまた閉じる。そのシャッターの向こうでは何かしらの複数の装置が動いている。よく見れば何も意味をなさない動きを繰り返している。出来がよくないどころか、意味がないのに、大掛かりな機械仕掛けであることに唖然とするインスタレーション
    (by 田中瑞穂)

    その空間は、完成されたものではなく、いつも途中のままのようだ。アーティストは抜群のセンスで空間に手を加える。それは気配として存在し、一瞬のうちに通りすぎるものもあれば、見えないものもある。ミュージシャンやダンサーとのコラボレーションも多く、スルスルとジャンルの間と間をすり抜けているようで印象的だった。
    (by omikun)

梅田哲也
Tetsuya Umeda
1980年熊本県生まれ、大阪府在住。音と空間を基に作り出す作品等で、幅広く国内外で活躍する。気圧、重力の変化による現象や、廃品や日用品、扇風機など身近にある家電の回転運動や水の流れなどを用いた実験的なインスタレーションやパフォーマンス作品を展開。
U M E D A T E T S U Y A - 梅 田 哲 也

あいちトリエンナーレ2010公式紹介より抜粋