2011-02-08から1日間の記事一覧

大西治・大西雅子 Osamu Onishi and Masako Onishi

ポン吉 旅日記PONKITI TRAVEL DIARY晴天の長者町に現れた『ポン吉』の前には長蛇の列ができた。ガラクタと形容しても差支えがない『ポン吉』は、トラックの荷台に乗って堂堂とした態度でこちらを見下ろす。これはアートというくくりで観てとるべきものなのだ…

平田オリザ+石黒浩研究室(大阪大学) Oriza Hirata + Ishiguro Laboratory (Osaka University)

アンドロイド演劇『さようなら』Android Human Theater "Sayonara" (good-bye)「僕、もう行かなきゃならない」という冒頭のセリフを聞いた瞬間、すぐに死を予感させる内容とわかった。感情が邪魔をして、人間では絶対に真似できない「無の空虚さ」を表現する…

オープンリールアンサンブル Open Reel Ensemble

ライブ・パフォーマンスLive Performance暗闇のモリリンビルに光る電飾の装置は、懐古的なオープンリールデッキだ。演奏者の四人が、演奏をして録音して演奏をしている。演奏というよりは、巧みな機械操作がその本質として見受けられる。機械の不具合か操作…

オリヴァー・ヘリング Oliver Herring

シニア・センター・ステージSeniors Center Stageスクリーンに映った日本を含め3カ所のお年寄りたち。弱い立場の人を材料として見るようで最初は居心地が悪かったが、映像という枠組みが与えられることで、センターステージ(舞台の中央、脚光を浴びる場所)…

オー・インファン Inhwan Oh

人と人とが出合う場所(名古屋)Where a Man Meets Man in Nagoyaそれを特定できる要素と匿名性とを併せ持つ『名前』に着目した作品が彼の大きな特徴。じりじりと燃えて灰になる様は、本当に人の出会いと別れを象徴しているように感じる。世界各国でシリーズ…

志村信裕 Nobuhiro Shimura

ribbon夜のみの展示ながら、美術館に行かなくても見ることができたので、とても親しみがわいた作品の一つ。ひさしに映るリボンがひらひらと舞う様は、繊維の街ならではのモチーフです。いつも街中がこんなふうに彩られたらいいのにと思いながら、いつも夜の…

ニブロール(矢内原美邦) Nibroll

THIS IS WEATHER NEWSこれまで「演劇」というとストーリー性のあるものしか観たことがなかったので、どう味わえばいいのか正直わからなかった。動きと言葉に関連性や意味を求めてしまうのは、頭で理解しようとしている証拠なのだろう。セリフがなければもう…

ナウィン・ラワンチャイクン Navin Rawanchaikul

パックンより 2008年8月10日/ ホン・ラブ・ゲーク / ゲーク/ マリオ・シスターズ / 長者町/ 長者町ゑびすパーティ with NAVIN/ パックンより 2011年1月22日 / 新生の地From Pak-kun, August 10,2008 / Hong Rub Khaek/ Khaek / Mario Sisters / Choja-Machi/…

ナタリヤ・リボヴィッチ&藤田央 Natalija Ribovic & Toru Fujita

Black Usagi Iceland/ Limosine Usagi Serbia/ Reck Go to Africa Kamishibai/ 7 Nature Usagi/ Black Usagi Sunrise India/ Everyone is an Earthist/ Powwow Flying Carpet Pao Tent/ Run Run Usagi/ ストーリー・テリング《Reck Go to Africa》/ Usagi Re…

辻直之 Naoyuki Tsuji

エンゼル / 影の子供 / 夜の掟 / 闇を見つめる羽根The place, where we were / Children of the Shadows/ A Feather Stare at the Dark / The Rule of Freams登場人物とストーリー展開を見ているうちに、実は自分も象徴的に、いつか心の中で体験したことのよ…