ニブロール(矢内原美邦) Nibroll
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これまで「演劇」というとストーリー性のあるものしか観たことがなかったので、どう味わえばいいのか正直わからなかった。動きと言葉に関連性や意味を求めてしまうのは、頭で理解しようとしている証拠なのだろう。セリフがなければもう少し馴染みやすいかもしれないが、演劇初心者には少し難しかった。
(by satomikamo)映像作家、音楽家、衣装デザイナー、振付・演出家が作り出す世界。大きなスクリーンを使い、映像とダンサーの動きが1つながりに見えるような演出がおもしろかった。若い世代のダンサーを起用。それぞれの身体が持つ個性を、作品の中で奇妙な違和感を醸し出す存在として踊らせていたのが印象的だった。
(by 亀田恵子)予想する流れに沿い、物事が起こり、期待した結果であって欲しいと信じる現代文明に問いかける作品だ。予定調和を信じたいがために窮屈な思いをしている世の中に、「予想通り行かなくとも、未来が暗いものと は限らない。」というメッセージは、そういったニブロールの空間の中で私にとても大きく響いた。
(by M. F.)
ニブロール(矢内原美邦)
あいちトリエンナーレ2010公式紹介より抜粋
Nibroll
1997年結成。振付家、映像作家、音楽家、ファッションデザイナー、照明美術家、ジャーナリストなど、各分野で活動を行う表現者を中心に、作品テーマごとにさまざまなアーティストが参加。舞台空間を中心に作品発表を行いつつ、美術館でのビジュアル作品の発表など、既成の枠に捕らわれず新たな「アート」としての表現を追及している。東京を主な活動拠点としながら、欧米やアジアなどでも作品を発表し、注目を集めている。
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