志村信裕 Nobuhiro Shimura

http://www.flickr.com//photos/tori_ben/5489170590/in/set-72157625458113957/ http://www.flickr.com//photos/tori_ben/5255048383/in/set-72157625458113957/

  • ribbon

    夜のみの展示ながら、美術館に行かなくても見ることができたので、とても親しみがわいた作品の一つ。ひさしに映るリボンがひらひらと舞う様は、繊維の街ならではのモチーフです。いつも街中がこんなふうに彩られたらいいのにと思いながら、いつも夜の長者町を自転車で駆け抜けていました。
    (by satomikamo)

    アーケードの屋根裏という大きなキャンバスを有効利用した作品。上を見上げると、綺麗な色のリボンが宙を舞い、私たちを非日常的な世界へ誘う。
    (by tetsu21♪)

    長者町における街中展開のコンセプトは、街が本来持つ魅力を新たな視点で紐解くことだと考えるが、志村信裕の作品はそれに最も合致している。長者町は『ひさし』だらけの街で、彼の作品によって『ひさし』のくすんだイメージは取り払われ『ひさし』が華麗な映像を映し出すものという価値観が生まれた。
    (by 田中瑞穂)

    商店のひさしに映像を投影した作品。大量生産された同じ物が何個も何個も落下する様子を落下開始地点から撮影している。物体が落下地点に到達するまでの状態、空中浮遊しているような感覚は、日常では見られない光景である。今回はリボンを使ったということもあって、ひらひらと舞い落ちる様は美しい情景だった。
    (by 安井友美)

志村信裕
Nobuhiro Shimura
1982年東京都生まれ、東京都在住。身近な素材を被写体とした映像を路地裏、樹木などの都市の隙間や建築内に投影するインスタレーションを展開。空間への直接的なアプローチと抽象化されたイメージが交わり、新たな視点と場を作りあげる。 今回は、長者町の景観に着目し、店舗の庇(ひさし)をスクリーンにした新作を発表する。
http://shimuranobuhiro.com/

あいちトリエンナーレ2010公式紹介より抜粋