オリヴァー・ヘリング Oliver Herring

http://www.flickr.com//photos/tori_ben/5488549655/in/set-72157625458113957/ http://www.flickr.com//photos/tori_ben/5489188766/in/set-72157625458113957/

  • シニア・センター・ステージ
    Seniors Center Stage

    スクリーンに映った日本を含め3カ所のお年寄りたち。弱い立場の人を材料として見るようで最初は居心地が悪かったが、映像という枠組みが与えられることで、センターステージ(舞台の中央、脚光を浴びる場所)のパフォーマンスは本当はいつどこでも成立するんだと気づき、幸せな気持ちになった。
    (by nnnnnao)

    鈍く、とりとめのないその動き。そこにはそれぞれの仕草や癖が滲み出て、彼らにしか出来ないダンスになる。年をとることで変化していく肉体や精神。それは、どこまででも自分のものであるのだなぁと確認した。
    (by omikun)

    老人こわい。刻まれるビートの規則正しさに、あるいは映像の端々に、老人の生命力がみなぎっている。不気味な作品だった。
    (by 水餃)

  • タスク・パーティ(イベント)
    Task Party

    会場に着くと、指令が書かれた紙を片手にみんなが弾けるようにアクションをおこしていて、踊り出したり何かを作ったりと大騒ぎ。子供達も楽しそう。知らない人とでも自然に会話ができてしまうタスクパーティは、『他人と仲良くなる方法を学びなさい』というタスクが隠されていたのかなと思いました。
    (by satomikamo)

    最初は、難しいタスクが書いてあったらどうしようと、不安でいっぱいだった《タスク・パーティー》。タスクを書いているのが参加者達ということもあり、簡単に解決できる事が多く、最初に思った不安はなくなり楽しむことができました。
    (by tetsu21♪)

    異常なテンションで動き回る人々にはアルコールが入ってるわけでもない。彼らを能動的に突き動かしているのは『タスク』だ。自らが引き当てた紙に記された任意の指示を実行するのみという単純なルール、それが完遂されたかどうかはタスク実行者の解釈に委ねられる。人々はタスクを実行する機械と化す。
    (by 田中瑞穂)

    自らのタスクをみず知らずの他人が解決しようとすることで、問題がすり変わったり、別のアイディアが出てくる。その行為はとてもハッピーなこと。ハッピーな作品だった。
    (by omikun)

オリバー・ヘリング
Oliver Herring
1964年ハイデルベルク(ドイツ)生まれ、ニューヨーク在住。都市に生きる見知らぬ人たちとの即興的なコラボレーションを軸にした、ストリート・ヴィデオやパフォーマンスの作品で知られる。新しい出会いと即興の清々しさが溢れるシンプルな作品が高い評価を得ている。今回は、愛知県で制作した新作ヴィデオを発表する。

あいちトリエンナーレ2010公式紹介より抜粋