ヤコブ・キルケゴール Jacob Kirkegaard
- SABULATION
SABULATIONオマーンの砂漠を定点カメラで撮り続けた作品。古くから伝わる「砂が鳴く」現象に興味を持った作家がテーマに選んだという。流れる砂が描く模様は常に同じではなく、ずっと眺めていても飽きなかった。自然の美しさに見惚れるばかりである。実際に砂が流れる、鳴くのを五感で感じてみたいと思った。
（by satomikamo）壁に大きく映し出されたオマーンの砂漠の一角。砂が流れ崩れ、「鳴く」音とともに表情を変えていく。抽象的な音と画なのに見ているうち次第に生き物のようなイメージが付加されて目が離せなくなった。10歳くらいの男の子が「なんかすげえことになってるな」と言って魅入られていたのが忘れられない。
（by nnnnnao）映像をみながら鳴き砂の音を聞いてるとなんだか落ち着いて館内を鑑賞してきた疲れをいったん休める空間になってると思います。結構好きです。
（by ♪♪みらく♪♪）
ヤコブ・キルケゴール
あいちトリエンナーレ2010公式紹介より抜粋
Jacob Kirkegaard
1975年コペンハーゲン（デンマーク）生まれ、ベルリン在住。共鳴や時間、音や聴覚の自然科学かつ美学的観点に着目する。彼のインスタレーションやパフォーマンスでは、通常であれば認知されない聴覚の空間や現象を扱う。彼が工夫して作り出した録音装置を用いて、砂漠や原子力発電所などさまざまな環境の中に存在する、耳には聞こえない音を把捉し、それを構造化する。今回は、オマーンの砂漠の音をその映像とともに展示する。
JACOB KIRKEGAARD
