島袋道浩 Shimabuku

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  • きみは魚をさばけるか? 漁村美術の現在
    Can you clean a fish? Present
    of the fishing village-Art

    「漁村美術」という一言にもう、やられました。つきつめたり、繰り返したり、確固たる意識で制作されたものを崇め観賞することだけが美術ではなく、自分の生活に根付いているものにももっと目を向けたくなった。知らない世界・文化もまだまだたくさんある。そういう風に心をすっと軽く、上昇させてくれた作品。
    (by ukreina)

    漁村の日常生活の一部を切り取り『アート』として提示する作品。漁に使う道具や、港や海岸に放置されたり野晒しにされたものが展示される。そこに暮らす人々にはそれらは日常でしかなく特異点はない。『アーティスト』が『アート』として提示出来得る臨界点を模索した痕跡に鑑賞者は目を凝らすべきだ。
    (by 田中瑞穂)

    島袋作品は本当に言い様がない。元々そこにあるもの、私たちが生きている世界が素晴らしいものだということを公言しているだけに過ぎない。しかし、そのささやかな勇気や行為に救われ、安堵する。
    (by omikun)

    以前から、マグロの解体ショーを始終みていたいと思っていたのだ。魚がきれいにさばかれていく姿は、興味をそそられるものなのだ。そのおもしろさを作品にされてしまった。やられたとしか言いようがない。器用とは、女の人っぽいものではないのだ。
    (by M. F.)

    島の営みが、その日常に根ざした視点から、なまなましく迫ってくるのに、不思議と違和感はなかった。作者が島のコミュニティに溶け込むというその制作手法自体も、地域におけるアートの実践として、示唆に富むように思われる。
    (by 水餃)

島袋道浩
Shimabuku
1969年神戸市生まれ。ベルリン在住。1992年サンフランシスコ・アート・インスティチュート卒業。90年代初頭よりサイトスペシフィックなプロジェクトやパフォーマンスを中心に国内外の様々な場所で活動。 今回、愛知県の知多郡南知多町篠島で、島の文化の底力を背景とした運命的な出会いを経験した島袋は、漁村における現代美術を模索する。
SHIMABUKU

あいちトリエンナーレ2010公式紹介より抜粋