ジンミ・ユーン Jin-me Yoon
- 何でも欲しい:名古屋 / 何もいらない:名古屋
Want Everything, Nagoya / Want Nothing, Nagoya「視点を変えると見えてくるもの」を求めて彼女は地面を這う。身体にゴミ袋をまとっているので、ゴミの山に埋もれたような格好である。ごそごそと動く彼女の姿はかなりの奇行に映るが、本当はこれ位思い切ったことをしなければ視点なんて変わらないというメッセージが込められているのかもしれない。
(by satomikamo)韓国人の女性アーティスト。2児の母でもある彼女は、
人の成長する過程で通る、「這いまわる」ことを表現する。
人が行き交う都会の中心や、原っぱを這い回り、
彼女が見た世界は録画され、ビデオ作品として上映される。
誰よりも低い視線で見上げる日常からは、どんな匂いや声が流れているのだろうか
(by macoto)
ジンミ・ユーン
あいちトリエンナーレ2010公式紹介より抜粋
Jin-me Yoon
1960年ソウル(韓国)生まれ。バンクーバー(カナダ)在住。写真や映像作品を通じて現代を生きる人間のアイデンティティを問い続ける作家。近年は自ら都市を這い回る行為によって、さらに身体的なレベルでの活動を展開しており、あいちでも同様の新作を撮影・発表する。
http://jin-meyoon.ca/