アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル+ジェローム・ベル+アンサンブル・イクトゥス Anne Teresa De Keersmaeker + Jerome Bel + Ictus

  • ドライアップシート(3つの別れ)(日本初演
    3Abschied (Japan premire)

    構成はとてもコンセプチュアルで、正直2つ目の別れまではどう見ていいか分からなかったが3つ目、音楽と身体との追求の結実に意表を突かれ、すべてが解けた。最先端にいるケースマイケルたちが、エッジぎりぎりに立っている現場を見たということにも震える思い。演じる方も見る方も試される場だった。
    (by nnnnnao)

    楽団員が舞台上でCDを傾聴する姿からはじまる舞台は、マーラーの『大地の歌/告別』への振付家の挑戦の奇跡が3つのパートで構成され、再現する試み。1番目のパートの途中で踊れなくなったアンヌの姿は衝撃的。死は受け入れ難いものであり、だからこそ人はさまざまな方法で乗り越えようとするのだろう。
    (by 亀田恵子)

アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル+ジェローム・ベル+アンサンブル・イクトゥス
Anne Teresa De Keersmaeker + Jerome Bel + Ictus
アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケル Anne Teresa De Keersmaeker
ローザス」芸術監督。ブリュッセルを拠点に、80年代以降のダンス・シーンを世界的にリード。04年細川俊夫作曲、大野和士指揮によるオペラ『班女』の演出を手がけた。

ジェローム・ベル Jerome Bel
1964年南仏生まれ。身体表現に説明的な言葉を織り交ぜたコンセプチュアルな作品で知られるダンサー、振付家
アンサンブル・イクトゥス Ictus
世界を代表するベルギーの現代音楽アンサンブルのひとつ。テーマ性の強い演奏会を行うことが多く、スティーブ・ライヒなど、数多くの現代作曲家の作品を演奏している。
Rosas

あいちトリエンナーレ2010公式紹介より抜粋