ジョナス・メカス Jonas Mekas

  • リトアニアの独立とソ連邦の崩壊
    Lithuania and The Collapse of USSR

    初めてその映像に触れたのはアート講座でのこと。
    食事をするその場の空気を撮影する、サーカスを見た興奮を目の高さから記録する、
    といった実験的な映像は、作家の日常をとめどなく撮り貯めた日記のようだった。
    映像に詳しい友人に感想を訪ねたが
    「全編を観続けることは出来ない…」との回答を得た。
    (by macoto)

ジョナス・メカス
Jonas Mekas
映像作家/詩人。1922年リトアニア生まれ。1944年、反ナチス・ドイツの地下新聞発行活動が発覚しそうになり、故国を離れる。ドイツでの難民キャンプ生活をへて、1949年にニューヨークに渡る。以来、同地を拠点に、非商業ベースで制作する、インディペンデント映画の批評、上映、配給、保存の全般に渡る活動を展開。代表作は、27年ぶりに故郷リトアニアを訪ねた過程を、断片的な映像で独自に記録した『リトアニアへの旅の追憶』(1972年)。その作品のスタイルは「日記映画」と呼ばれ、個人の体験に基づく私的な映画制作という新しい領域を切り開いた。既に映画史の重要人物の一人といっていい存在だが、1990年代よりビデオによる作品制作を開始するなど、常に新しいメディアや表現への関心を持ち続けている。
Jonas Mekas

あいちトリエンナーレ2010公式紹介より抜粋